コラム

宿泊施設別ボディタオルアメニティの選び方:顧客満足度を高めるコツは?工場インタビュー&ゲストアンケート結果!【前編】

コラム

本記事は、市販用・業務用のボディタオルの特徴や工場がホテル用に製作しているボディタオルのそれぞれの特徴の解説と共に、施設やターゲットに合ったボディタオルの提案をいたします。ボディタオル製造のプロからお話を聞き、実際に使用感のテストや一般人へのアンケートを行った結果も発表しそれぞれ解説していきます。

この記事を書いた人
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ゆういちさん

DCアメニティの代表取締役でもあり、宿泊業界を中心としたアメニティ商品販売の専門家です。豊富な経験と知識を活かし、宿泊施設の改善に貢献し、時には直接施設を訪れてアドバイス提案を行ったりしています。

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本記事作成にあたりお話を伺ったボディタオル製造工場の紹介

場所江苏省
従業員数約80名
創業1994年
主な製品ボディタオル
設備鉤編機20台、経編機4台、円機20台、縫製機25台、縁かがり機4台、検針機2台
年間生産量約2000万枚
主な納入先日本の百円ショップ、ホテル
今回インタビューに答えてくれたボディタオル製造工場で勤めるシャーさん
ゆういちさん
ゆういちさん

アメニティ業界10年以上の筆者ゆういちさんです!アメニティ通販サイトを運営しております。ボディタオルに使用される素材はそれぞれ違った特徴を持つため、用途や使用者の好みに応じて選ぶことをおすすめします!

ボディタオル工場のこだわりをインタビュー

今回ボディタオルアメニティの記事を書くに辺り、シャーさんからのお話も参考にさせていただきます。シャーさんが働いている工場は、日本の大手企業にも卸しており数多くの実績がある工場です。折角ですのでボディタオルのことだけでなく、この工場が実際どのような思いでボディタオルを作成しているのかも現場へ伺いインタビューしてきました。

シャーさん
シャーさん

こんにちは。シャーと申します。2009年に日本・東京へ日本語学習のため留学し、1年半日本語学校で日本語を学んだ後、大東文化大学経済学部に入学しました。大学卒業後は中国へ帰国し、タオル工場でインターンシップを受けました。現在は同工場の営業部長を務め、日本と中国を行き来しています。

ゆういちさん
ゆういちさん

すごい量の機械ですね。

始めの紹介にありました通り年間生産量2000万枚ということは一日の生産量は5~6万枚作成されるのですね。

シャーさん
シャーさん

はい。そうです。当工場は、中国に立地していますが、創業以来、日本市場向け製品の製造に特化させており、日本の工場と同等の厳しい品質管理基準を遵守しています。生産から包装、検品に至るすべての工程において、日本製品と同等の品質を確保しています。

ゆういちさん
ゆういちさん

そうなのですね。私も海外とビジネスする時に日本が求めるクオリティと海外の方が良いと考えるクオリティの差がかなりあるため苦労しております。シャーさんの所は日本での実績が長くあるなら安心ですね。

ゆういちさん
ゆういちさん

工場内は広く、場所ごとにいろいろなことをしておりますね。

シャーさん
シャーさん

当工場では、チームごとにそれぞれ役割が別れており工程順に「生地を編む」⇒「裁断」⇒「縫製」⇒「包装」⇒「検品」⇒「検針」⇒「倉庫にて在庫の管理・出荷」のチームに分かれております。
各チーム長がチームを率いており、毎朝の朝会で、当日の生産計画を共有し、チームメンバーに役割分担を行います。チーム長は、作業中にメンバーの状況を把握し、問題が生じた場合は迅速に対応することで、生産の効率化を図っています。

ゆういちさん
ゆういちさん

なるほど。機械に紙が貼ってましたがそれが生産計画ですね。また各チームに分かれて作業するとのことでしたが、その時に特に工場で気を付けていることはありますか?

シャーさん
シャーさん

お客様にご迷惑をかけないため、不良品がでないよう厳重に管理しています。
そのため検品は裁断前と包装後に2度検品をするようにしていております。
品質管理の一環として、穴あき製品などは不良品と判断しておりますが、特に
製品に金属片が混入しないよう、すべての製品に対して入念なチェックを行っております。

ゆういちさん
ゆういちさん

確かに針など金属があれば大問題になりますよね。針などを含めた異物混入に対して100%安全になるよう、どのような対策をとっていますか。

シャーさん
シャーさん

針など金属の混入有無については、検針機を用いて厳重に検査を行っています。検針機についても機械が正常に稼働しているかのテスト(つまりテスト機のテスト)も行っています。
万が一、機械にて異常が検出された場合は、可能性があるロット製品を直ちに回収して詳細な検査を実施します。金属がもし見つかった場合は、その情報を記録した後、該当製品を処分し、さらに検針機に通します。もし検査で金属が見つからない場合でも機械が反応したロットは安全のため出荷はしません。

ゆういちさん
ゆういちさん

不良品を出さないようかなり気を使っているのですね。他に会社として気を使っている点はありますか?

シャーさん
シャーさん

ボディタオルはホテルのお客様が毎日使用し、廃棄される消耗品であるため、地球環境への負荷を軽減するため、環境に優しい製品の開発に取り組んでいます。
そのためエコテックス認証を取得した繊維を使用しております。
その他環境対策に紙包材も取り組んでおります。

また、安い商品と比べて弊社商品はエコテックス認証の安全なものを使っていて、ポリなのに石油系のにおいがしないのも特徴です。

ゆういちさん
ゆういちさん

なるほど、工場・会社として気を使っていることが聞けて良かったです。ありがとうございました。

市販用・業務用のボディタオルの素材別特徴と選び方

ボディタオルは、毎日のシャワータイムや入浴で欠かせないアイテムです。素材や特徴を理解することで、自分にぴったりのボディタオルを選ぶことができます。まずは、ボディタオルに使われる主な素材の特徴や、それぞれのおすすめの使い方を詳しく解説します。肌タイプや目的に合わせて、最適なボディタオルを見つけましょう!

ボディタオル製造に使用される素材とその特徴

ボディタオルに使用される素材は様々で、綿や麻、ナイロンやポリエステルなどの合成繊維といった一般的な素材から、天然の植物や、海に生息している海綿といった天然素材もあります。

今回は市販用・業務用問わず一般的にボディタオルに使用される素材とそれぞれの特徴について下記の通りまとめました。

ナイロン製ボディタオルの特徴とおすすめ利用シーン

ナイロンなどをはじめとした合成繊維の一番の特徴は「泡立ち」「価格の低さ」です。

肌の弱い人が「合成繊維(ナイロンやポリエステル)は肌が荒れるから」という理由で使用しないとよく聞きますが、ナイロン製のボディタオルは群を抜いて泡立ちが良いため、ボディタオルで作った沢山の泡で優しくなでるように肌を洗ってみてください。そうすることで、敏感肌の方も問題なく使用することが出来ます。

  • 特徴: 耐久性が高く、さっぱりとした洗い心地が特徴。速乾でカビにくいので繰り返しの使用にも最適です。泡立ちが良いため、効率的に体を洗いたい方におすすめ。
  • おすすめシーン: 全シーンに対応。迷ったらこれ!夏場や皮脂が気になる季節、背中やかかとなどの角質ケアにも◎
おすすめのナイロン製ボディタオル

ボディタオル 黒×白柄入り 個包装 500個

オシャレなモノトーン柄の使い捨てボディタオルです。泡立ちもよく、落ち着いたお部屋や旅館の和室にもなじみやすいパッケージデザインです。

背中までしっかり洗いやすいロングタイプです。

綿(コットン)製ボディタオルの特徴とおすすめ利用シーン

  • 特徴: 柔らかく肌に優しい綿は、敏感肌やデリケートな部位におすすめの素材です。泡立ちは控えめ ですが、自然な洗い心地を楽しめます。
  • おすすめシーン: 敏感肌の女性や赤ちゃんの肌ケア、冬場の乾燥肌対策に。

絹(シルク)製ボディタオルの特徴とおすすめ利用シーン

  • 特徴: シルクの柔らかい質感は、デリケートな肌を優しく洗い上げます。摩擦が少ないため、肌への負担を抑えたい方にピッタリです。保湿効果が期待できます。
  • おすすめシーン: 高級感のあるボディケアを求める方、乾燥や敏感肌の方。摩擦が少なくデリケートな部位にも安心して使えます。

麻(リネン)製ボディタオルの特徴とおすすめ利用シーン

  • 特徴: 天然素材で、通気性と抗菌性が高い。ナイロンよりもやや硬めの摩擦感があり、しっかりした洗浄感。耐久性も比較的高い。
  • おすすめシーン: 角質ケアやマッサージを兼ねて体を洗いたい場合に。自然素材を好む人や、環境への配慮を重視する人におすすめ

使用場面別素材の選び方のポイント

肌の状態や使用する目的に応じてボディタオルの適切な素材を選ぶと、快適で効果的なボディケアができます。また、素材のほか体の大きさに合わせた長さを選んだり、液体ボディソープや石けんを使用する場合には泡立ち具合はどうかといった点も選ぶポイントとなってきます。

  • 女性や子供、敏感肌への使用・・・綿や絹、ソフトタイプ
  • 普通肌・・・ナイロン
  • 角質ケア目的・・・固めの素材の麻、ナイロン

施設やシーンごとに違う素材を提供することで顧客満足度UPに

宿泊施設等を年に2回以上利用する男女300名にアンケートを取った結果、施設や利用シーン別にボディタオルを分けて欲しいとの声が上がりました。次の項より、アンケート結果を詳しく解説いたします。

体洗い用アメニティに関するゲストアンケート結果

宿泊施設等を年に2回以上利用する男女300名に体洗い用アメニティに関するアンケートを取りました。結果の一部を本項で公開いたします。

身体洗い用アメニティ、ゲストの本音は?

様々な種類の体洗い用アイテムがある中、宿泊施設でゲストが希望するアメニティと実際に自宅で使用しているものを調査しました。何も使わないという意見もある中、どちらの質問においても圧倒的にボディタオルの支持率が高いことが分かりました。

Q. 宿泊施設でのバスアメニティとして、どのような体洗い用のアイテムを希望しますか?

  1. ボディタオル 48.9%(151名)
  2. ボディスポンジ 14.6%(45名)
  3. 泡立てネット…9.7%(30名)

求められているのは、柔らかいボディタオル!

ボディタオルの中でも素材はコットンまたは泡立ちの良いナイロン製の支持が9割で、特に女性から柔らかめタイプの支持率が高く出ました。また、サイズについては男性は普通サイズ~大きめ、女性は普通がメインですが、男性と比べ小さめの比率がわずかに多い結果となりました。

旅館・ホテルのアメニティの正解は高品質なボディタオル

一泊2~3万円以上のシティホテル~ラグジュアリーホテルに宿泊した際のアメニティに関する意見も多く集まりましたので、参考に一部の不満意見をご紹介します。

ゲスト
ゲスト

ハイエンドホテルに宿泊した際、圧縮式のスポンジだったのでいまいち満足感を得られませんでした。ボディタオルかボディウォッシュボールが良かったです。

ゲスト
ゲスト

シティホテル以上のグレードのホテルは、ボディスポンジではなく、ボディタオルもしくは体洗い用の普通のタオルが欲しいです。

ゲスト
ゲスト

旅館に宿泊した際、ボディタオルが薄手で小さめのもので、泡立ちもあまり良くなかったので、あまり満足感はありませんでした。もう少ししっかりとした使い心地で泡立ちの良いタオルがあれば良かったなと思いました。

ゆういちさん
ゆういちさん

高価格帯の宿泊施設では、求められるアメニティのクオリティも高くなるようです。特に、ボディスポンジよりボディタオルが良かったとの意見が多く出ました。思わぬところでゲストをがっかりさせないよう、アメニティの見直しをおすすめします。

体洗い用アメニティの不満点と改善要望

高価格帯の旅館・ホテルにおける体洗い用アメニティの不満意見300件を下記に要約しました。ぜひ、改善の参考にしてください。

  1. 素材・品質:
    • 肌に優しい素材(なるべくやわらかく肌触りの良いもの)を希望。
    • 泡立ちが良く、既製品のような使い心地のものが求められている。
  2. 選択肢の不足:
    • 部屋に置くアメニティを複数種類(ナイロン、薄手、厚手)から選べる形にしてほしい。
    • ボディタオル・スポンジ・ウォッシュボールなどタイプが異なるものを複数用意すると良い。
  3. サイズ・デザイン:
    • 個包装で衛生的であれば良い。
    • ホテルオリジナルのパッケージだと歓迎されている感じがして嬉しい。
  4. 種類と提供形式:
    • 圧縮式のスポンジでは満足感が得られない。スポンジよりもボディタオルやウォッシュボールを希望。
    • セットに入れておくか、分かりやすい位置にまとめておいて欲しい。
  5. 高級感とブランド:
    • 知名度のあるメーカーのアイテムを希望。
    • シティホテル以上では高級感のある素材が必要。
  6. その他
    • 素手のケース: 素材が硬すぎたり目が粗いタオルが肌を傷つける場合があるので、低品質なら素手でいい。ボディタオルがなければ、泡で出るタイプのボディソープがいい。
    • 既存の改善例: スポンジタイプでも硬さが異なる両面タイプは良いと感じられた。

結論:ゲストが求めるのは普通サイズ・やわらかい・泡立ち◎のボディタオル

アンケート結果からわかることは、多くのゲストが「普通サイズ・やわらかい・泡立ちが良い」ボディタオルを求めているという点です。使い勝手の悪いぺらぺらで小さなタオル、目が粗く泡立ちの悪いアメニティでは満足度が下がり、せっかくの宿泊体験が台無しになってしまいます。特に高価格帯のホテルや旅館では、クオリティの高いアメニティがゲスト満足度に直結します。

高品質ボディタオルアメニティのご提案

エコテックスボディタオル【ソフト伸縮】 クリアマットシリーズ 500個

市販品のような洗い心地を実現する、やわらかでよく伸びる伸縮タイプです。肌触りがいいので女性やお子様にもおすすめです。

このボディタオルの特徴:

  • 普通サイズ:どなたでも使いやすい適度な大きさ。
  • やわらかい素材:肌に優しく、敏感肌の方でも安心。
  • 抜群の泡立ち:少量の石鹸やボディソープでしっかり泡立つため、快適な洗い心地を提供。
  • 高級感:シンプルながら上質な作りで、高価格帯施設にぴったり。
ゆういちさん
ゆういちさん

当店イチオシの上記商品は、他の使い捨てボディタオルと比べると若干単価が高いというデメリットはありますが、その分ゲストに満足いただけるクオリティを実現しています。特に高価格帯施設おいては特にアメニティの質が評価され、リピーター獲得にもつながります。

宿泊施設別に使いたいアイテムが異なることが判明!

半数以上がボディタオルアメニティを希望する中、ビジネスホテル、旅館、キャンプ場、ラブホテルなど施設の種類ごとに詳しく分析してみると、施設別で使いたいアメニティに差があることが分かりました。

旅館、温泉施設のある宿泊施設ではしっかり洗えるボディタオル
リゾートホテルやキャンプ場では持ち運びしやすいコンパクトなボディスポンジ
ラブホテル・レジャーホテルでは泡立てやすいボディウォッシュボールや泡立てネット
ビジネスホテルではボディタオルが人気でしたが、価格帯によってはボディスポンジでも
ゆういちさん
ゆういちさん

こちらの結果を踏まえて施設別のチャートグラフを作成しました。

それぞれの施設に合った当店取り扱い商品もあわせて掲載いたしました。ボディタオル以外の商品についての詳細は下記よりご確認ください。

ボディスポンジのおすすめ商品

国産ボディスポンジ (3cm厚) 1000個

開封すると3cm厚のしっかりとしたボディスポンジへ。ソフトな手触りのスポンジはきめ細かい泡を作り、すべすべボディに磨き上げます。

■国産ならではの安定した品質です
■裏面に使用方法を日本語・英語の二か国語記載
■開封前はスリムサイズでスペースをとりません

ボディウォッシュボールのおすすめ商品

ボディウォッシュボール Gioiello【ジョイエッロ】シリーズ 1000個

ボディタオルよりも泡立てやすく、お肌にも優しい洗い心地。ゴールドとシルバーの2色アソートです。
女性ゲストにも喜ばれる高級感のあるパッケージで客室を華やかに。

ボディタオルは再利用可能なクオリティだと印象◎

アンケート結果より、ボディタオルを持ち帰りたい&再利用したいとの声が意外と多く集まりました。ナイロン製のボディタオルであれば、乾きが早いため連泊や湯めぐりの際にも再利用ができて便利です。環境配慮への面からも、再利用できるアメニティは好印象ですね。

ゲスト
ゲスト

大浴場へは何度か行きたい派なので、何度か再利用できるものだと嬉しいです。

ゲスト
ゲスト

次の旅行でも使いたいので持ち帰れる体洗い用アメニティがあると嬉しい。

お客様が持ち帰り可能なボディタオル入りのアメニティセットを導入することで、設置の手間や在庫管理の手間を解消し、その他備品の持ち帰りトラブルを減らすことが出来ます。

お持ち帰りニーズに合わせてアメニティセットもおすすめ

お持ち帰りアメニティセット【巾着入り】 100組

ゲストアンケートを元に集計した結果、お持ち帰り率上位の「ハブラシ・シャンプー・ソープ類・タオル類・コットンセット」をセット化しました。耐久性があり乾きやすいエコテックスボディタオル【レギュラー】が入っており、連泊や湯めぐりにも大変便利なセットです。

ボディタオルアメニティを購入するならDCアメニティ!

いかがでしたか。今回の前編では製造工場へのインタビューと宿泊者へのアンケート結果から施設別のおすすめのボディタオルアメニティを解説いたしました。後編では、実際に筆者がボディタオルの使用テストを行った結果と総評まとめを行います。ぜひ併せてご覧ください。

DCアメニティは従来のオンラインショップよりぐっとお客様に寄り添った販売を心がけております。

商品の欠品時には代替品をご提案する等お客様とのコミュニケーションを大切にご満足いただくサービスを。また、「このような商品をつくれないか?」「この場面ではどの商品を使用したらよいか?」等のお客様からのご意見を集め、その内容を様々な形でご提案させていただいております。

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本記事の一部は、ChatGPT(OpenAI)を参照して執筆しています。

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