
使い捨てフェイスタオルを導入したいけれど、何匁を選べばいいのか分からない・・・

リネンサプライからの切り替えを検討しているが、コストと品質のバランスが不安・・・
ホテル・旅館・温浴施設・クリニック・サロンなどの購買担当者様から、最近よくいただくお悩みです。
この記事では、業務用の使い捨てフェイスタオルを選ぶときに必ず押さえておきたいポイントと、タオルの厚みを表す単位「匁(もんめ)」の考え方を、専門店の視点から分かりやすく整理します。
最後に、140匁・160匁・180匁のシーン別おすすめや導入ステップもご紹介しますので、「結局うちの施設にはどれが合うのか?」までイメージしていただけます。
具体的な商品ラインナップは、こちらの特集ページからもご覧いただけます。
1. なぜ今「使い捨てフェイスタオル」なのか?

まずは、リネンサプライや共用タオルから、使い捨てフェイスタオルに切り替える施設が増えている背景から整理してみましょう。
衛生面の安心感が分かりやすい
フェイスタオルは、顔まわりや首元などデリケートな部位に直接触れるアイテムです。どれだけクリーニングを徹底していても、「本当に自分が使う分は新品なのか?」という不安を完全にゼロにするのは難しく、においや使用感、衛生面に敏感なゲストは意外と多いです。
使い捨てフェイスタオルであれば、下記のような「目に見える安心」を提供でき、クレーム予防にもつながります。
- 1枚ずつ個包装で、開封する瞬間まで他人が触れていない
- 使い捨てなので濡れたタオルを何度も洗って使い回さず、宿泊日数分綺麗な物を使える
リネン管理にかかる人件費の削減
共用タオルの場合は、以下のような目に見えない手間と人件費が意外とかかります。
使い捨てタオルなら、シンプルな運用にまとまり、少人数体制の施設や、省人化・夜間無人運営を検討されている宿泊施設にも相性抜群。
「持ち帰りOK」でゲスト満足度を底上げ
DCアメニティに集まったゲストアンケートでは、「新品の薄手フェイスタオルが持ち帰れるなら嬉しい」という声が非常に多く聞かれます。

旅の思い出として自宅で使える。持ち帰れるタイプだとラッキーだと思う。

薄手で使い勝手がいいタオルはなかなか手に入らないので嬉しい。温泉や銭湯に気兼ねなく再利用できるし、最終的には掃除用やペット用にも使えてムダがない。
と、実用性の高いお土産として喜ばれます。ただし、「持ち帰りOK」であることが分かりにくいと、せっかくの好印象が生かされません。ほとんどのゲストがタオルを持ち帰ることができないと考えているからです。後述しますが、「お持ち帰りいただけます」のような表記をパッケージに明記したタオルを選ぶことも、今の時代の重要なポイントです。
2. 匁(もんめ)とは?業務用タオルの厚みを示す単位
次に、タオル仕入れの現場で必ず出てくる「匁(もんめ)」について整理します。持ち帰りOKなタオルの目安としてもよく登場するタオルの厚み。仕入れ前にしっかりおさらいしておきましょう。
「200匁」「180匁」といった表記は、タオルの“重さ=厚さ”の目安を表す業界の単位です。
もともと匁は、日本の尺貫法で使われていた重さの単位で、1匁=約3.75g。タオル業界では、1ダース(12枚)単位の重さとして使われており、
- 匁数が大きいほど、生地が厚くどっしりしたタオル
- 匁数が小さいほど、薄手で軽く、乾きやすいタオル
というイメージで捉えると分かりやすくなります。
3. 匁とグラムのざっくり対応表
「◯匁と言われてもピンとこない…」という方向けに、フェイスタオルでよく使われる匁数を、1枚あたりの重さ(g)にざっくり置き換えると、次のようなイメージになります。
- 140匁 … 約40〜45g前後
- 160匁 … 約50g前後
- 180匁 … 約55〜60g前後
- 200匁 … 約60g台
※タオルのサイズや糸の種類によって多少前後しますが、「数字が上がるほど厚く・重くなる」という感覚を持っていただければOKです。
業務用の使い捨てフェイスタオルとしては、「140〜180匁」がもっともよく選ばれるゾーンです。
- 140匁:とにかく軽くて乾きやすい、コスパ重視
- 160匁:薄手の標準タイプとして、多くの施設で採用
- 180匁~:ふんわり感や高級感も欲しい施設向け
といったイメージで、あとは施設のコンセプトと予算に合わせて選ぶのが基本です。
4. シーン別「何匁を選べばいい?」の目安
ここからは、よくある業種・シーンごとに、「どの匁を軸に検討するのが良いか」を整理してみます。
ビジネスホテル・民泊・カプセルホテル

客室の回転率が高く、ゲスト層もビジネス〜観光まで幅広い施設では、「薄手で乾きやすく扱いやすいこと」「顔に当てたときのやわらかさ」の両方をバランス良く叶えられる160〜180匁が使いやすいゾーンです。
コスト重視であれば160匁、「記念に持ち帰ってほしい」「レビュー評価を上げたい」という場合は、少し厚みのある180匁を選ぶと、ゲストの満足度が上がりやすくなります。
温浴施設・スーパー銭湯・日帰り入浴

入浴後すぐに何度も絞って使うことを考えると、握力の弱い方でも絞りやすく、乾きやすい薄手タオルが向いています。掃除用や従業員用にも流用する場合、140匁のようなより軽いタオルを導入すると、コストも抑えやすくなります。
旅館・リゾートホテル・少し高単価な宿

「家でも使いたくなるような、ふんわりしたタオル」を求める声も多く、写真映えや高級感を演出したい施設では、180匁の総パイルタイプを選ぶケースが増えています。ロゴ入りのオリジナルタオルや、パイル地タオルなど使い捨てでもこだわりの見えるアメニティがおすすめです。
バスタオルや大浴場のフェイスタオルは共用リネンでも、「客室用だけは新品・個包装で差別化する」という組み合わせも◎
180匁 (56g) フェイスタオル白無地 総パイル ポリ袋入り (340×860mm) 300枚

アメニティや贈呈品にぴったりの個包装タイプ。しっかり丈夫な180匁です。ポリ袋に1枚ずつ個包装されておりとっても衛生的。お持ち帰り用タオルとして最適です。
宿泊施設、温泉施設、病院、研修施設など様々な施設でご利用いただいております。
綿100%配合の吸水性の良い総パイル地のタオルです。
クリニック・サロン・整体・エステ・美容院など

顔や首周りに触れる機会が多く、匂いなど衛生面の印象がダイレクトに伝わる業種です。肌ざわりと吸水性を重視して、160〜180匁の綿100%タオルを選ぶと、患者様・お客様の満足度アップにつながります。
施術ベッドの上に敷いたり、使い終わったら廃棄する運用であれば、洗濯の手間が省け、衛生管理もしやすくなります。使い捨て利用は一つのアピールポイントに。
5. 仕入れ前に必ずチェックしたい5つのポイント
「何匁にするか」が決まったら、実際に商品を比較していきます。
ここでは、購買担当者の方にぜひチェックしていただきたいポイントを5つに絞りました。
(1)個包装かどうか
使い捨てフェイスタオルを選ぶ際は、「1枚ずつ袋入りになっているか」が重要です。
- 使用前までホコリや汚れが付着しにくい
- バックヤードでの在庫管理がしやすい
- ゲストが持ち帰るときにも、そのままバッグに入れられる
といったメリットがあり、「個包装=衛生的」という分かりやすい安心感にもつながります。
(2)素材
肌ざわりや吸水性を重視するなら、業務用でも綿100%をおすすめします。
混紡タオルの中には、どうしても吸水性や風合いに差が出てしまうものもあり、「宿泊料金に対してタオルが安っぽく感じる」という印象につながりかねません。
「顔まわりに使うフェイスタオルだけは綿100%」といった使い分けをされている施設も多いです。
(3)「持ち帰りOK」の表記の有無
タオルを持ち帰っていいかどうか、ゲストは意外と気にされています。
何も書いていない → 「勝手に持ち帰るのは失礼かも」と遠慮される
「お持ち帰りいただけます」など明記 → 安心して持ち帰ってもらえる
と、明記するかどうかで印象が大きく変わります。
さらに、日本語だけでなく、英語や中国語など多言語で表記しておく、客室内のご案内やWEBページにも少し触れておくといった工夫をすると、海外ゲストにも伝わりやすくなり、破棄するタオルの枚数も減らせます。
「お持ち帰り用 180匁フェイスタオル 袋入り 300枚」

「館内のタオルはどれを持ち帰っていいかどうか分からない」というゲストの声が多い中、フェイスタオルのみ「持ち帰り可能」を明記することで、持ち帰り不可のリネンとの差別化につながりトラブル防止に。
アメニティの再利用を呼び掛けるオリジナルロゴ入りでSDG’sへの取り組みにも繋がります。
タオルは一般的なサイズに乾きやすく使い勝手の良いコットン100%、180匁仕様です。
(4)サイズ・デザイン
一般的な業務用フェイスタオルは「約34×80〜85cm」前後のサイズが多く、厚み(匁)と合わせて選びます。
- 平地付きタイプ:両端が平織りで、印刷や名入れがしやすい
- 総パイルタイプ:全面がパイルで、ふんわりした高級感が出やすい
客室用やギフト用途なら総パイル、アメニティ用や汎用タオルなら平地付き、といった選び方もおすすめです。
(5)トータルコスト(単価だけでなく、運用コストも)
「1枚あたりいくらか」という単価はもちろん重要ですが、実際には、
・リネンサプライ費用
・洗濯・回収にかかっていた人件費
・破棄や紛失によるロス
・クレーム対応のリスク
などを含めたトータルコストで比較する必要があります。
例えば、「1枚あたり50円台の使い捨てフェイスタオルに切り替えた結果、リネン回収やクリーニング出しの作業がなくなり、スタッフ1人分の残業が大幅に減った」という声もあります。
単価だけを見て「高い・安い」を判断するのではなく、1泊あたりの総コストと業務負荷のバランスを見ていただくことが重要です。
6. まずは「無料サンプル+小ロット」でテスト導入を
タオルは、スペック表だけでは質感や使い心地が分かりにくいアイテムです。140匁でも「思ったよりしっかりしている」、180匁でも「乾きやすく扱いやすい」
と感じるケースもあれば、その逆もあります。そこでおすすめなのが、
というステップです。
複数パターンを同時に試すことで「客室は180匁、温浴フロアは160匁」「掃除用・バックヤード用は140匁」といったように、フロア・用途ごとの最適解を見つけやすくなります。
DCアメニティでも、施設様向けに使い捨てフェイスタオルの無料サンプルをお送りしていますので、「まずは触ってから決めたい」という場合は、ぜひお気軽にご相談ください。
7. DCアメニティの使い捨てフェイスタオル活用イメージ
最後に、DCアメニティで人気のフェイスタオルを例に、「こんな使い方ができる」というイメージを簡単にご紹介します。

140匁 薄手フェイスタオル(個包装)
- 温泉巡りや掃除用、温浴施設の備え付けタオルとして。
- 「とにかく軽くて乾きやすいタオルが欲しい」施設様向け。
- コストパフォーマンスに優れ、コンパクトなため防災用備品としてもおすすめ

160匁 平地付きフェイスタオル(個包装)
- ホテル・旅館・ビジネスホテルの定番アメニティとして。
- シンプルな白無地で、贈呈品やイベント配布にも使いやすいタイプです。
- 簡易宿泊施設や銭湯、スポーツジムなどでの販売用にも。

180匁 総パイルフェイスタオル(個包装)
- 旅館・リゾートホテル・クリニックなど、「新品のふんわり感をしっかり感じてほしい」場面に。
- ゲストの持ち帰り率も高く、口コミやリピートにつながりやすいグレードです。
- 祭事やノベルティなどのお土産にもぴったり。
これらのラインナップは、すべて業務用としてまとまった数量でお求めいただけるうえ、個包装で衛生的。
使い捨てフェイスタオルの導入や切り替えを検討されている施設様は、下記ページから各商品の詳細・価格・在庫状況をご確認いただけます。
8. まとめ:匁とシーンを押さえれば、タオル選びは難しくない
この記事でお伝えしたポイントを、最後にもう一度整理します。
・匁(もんめ)は、タオルの重さ=厚みを表す業界の単位
・業務用の使い捨てフェイスタオルは「140〜180匁」が主な選択肢
・ビジネスホテルや民泊なら160〜180匁、温浴施設や掃除用には140〜160匁がおすすめ
・綿100%・個包装・「持ち帰りOK」明記など、ゲスト目線の安心感も重要
・単価だけでなく、リネン管理・人件費・クレーム削減も含めた“総コスト”で比較する
そして、「まずは無料サンプルで試してから、小ロットでテスト導入」
という流れを取っていただくことで、失敗なく最適なタオルを選びやすくなります。
もし、どの匁にするか迷われた場合は、「ゲストにどう感じてほしいか」「どのシーンでどれくらいの頻度で使うか」を起点に考えていただき、気になる商品をいくつかピックアップして比較してみてください。
具体的な商品ラインナップやサンプルのご相談は、こちらの特集ページからどうぞ。
施設の現場に合った「ちょうどいい」使い捨てフェイスタオル選びに、少しでもお役に立てれば幸いです。


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